初陣の川崎

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■川北稔『砂糖の世界史』(岩波ジュニア新書)を読了。
訳者としての著者は知っていたが、良い仕事をされていると思った。
「世界商品」としての砂糖から世界史を俯瞰するアプローチ。台所の調味料棚で鎮座している砂糖への見方が変わる。


聖俗入り乱れる街、川崎にて新年会。
トップドランカー師匠に会うため、足軽たちが馳せ参ずる格好になった。
鳥貴族京急川崎駅前店で飲んで、川崎銀柳街のひもの屋へはしご。早朝麻雀のためトリス氏のみ終電で帰る。
清水橋の彼女と不穏な事態になっているIの話しに熱く義憤をたぎらせ、黒一刻の一升瓶をみんなでパカパカ飲む。
そういえば今夜はトリス氏の猥褻物が展示されなかったなーと考えながら一蘭川崎銀柳街店でとんこつラーメンをすする。
この間引っ越して我が家にぐっと接近したOと早朝の東海道で爆睡、起きたらもう小田原。これで名実ともに新年が明けた。

下の方がへヴィーだって聞くから

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■デビッド・フィンチャー『パニック・ルーム』(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)を観了。
■ロベルト・シュヴェンケ『RED/レッド』(ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社)を観了。
■トニー・スコット『アンストッパブル』(20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン)を観了。


午前、試験。終了してから渋谷へ歯の治療。ノらないことは一日にまとめてしまう。
食事だって自分はそうしている。ノらない野菜類を最初に食べる習慣は、もう完全に身体に馴致した。
小林先生の言をしっかり守って、自分としてはかなり前もって自主的に男らしく勇気を出して来たつもりだ。
歯間の虫歯治療は20分で終了。自分のものではないようなまだ麻酔の効いている上顎で歯科助手に笑いかける。
先生と簡単な雑談をしてのち、お礼を言い退出しようと立ちかけた時に、こうおっしゃった。
「Sさん、右下奥の親知らずが虫歯になりかけてます。残しててもメリットはないですね。時間的にはすぐ終わりますよ」
「いやー、そうですか、右下奥ですね。うわー、抜いた方がいいですか、やっぱり、黒くなってますか、やっぱり」
かつて我が上左右の親知らずを手際良く抜いて下さった先生は、にこにこしながらゆっくりうなずいている。
「決心がついたら来ます、お願いします」
どっぷりと弛緩した阿呆面で、まろび出て来たものの今回は指定期限がないため、真の男らしさが試されるのだ。男気が。

もうとっくに起きてるよ

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Hello Sleepwalkersというバンドがデビューアルバムを明後日リリースするそうだが、キャッチコピーはこうである。
目を覚ませ、ここからが夢だ
おおなるほどね、と思いながら至高のネスカフェ香味焙煎を飲んでいたら、記憶の深いところから呼び声がして書庫へ。
あらかた見当はついていた。
『絶望を愛した38の症例』(森雪之丞、角川書店)を開くと、やはりあった。
目を醒ませ―ここからが夢だ
一字ちがい。
「覚ませ」は何だか物理的で生理的に響いて、「醒ませ」は世界がぐわっと開く感じで劇的なイメージだな、とかつらつら。
こっそり借りちゃったのか、偶然の一致なのかは横においとくとしても、こんな例なんて枚挙にいとまがないんだろう。
柵の中で頭を時折衝突させながら戯れる獣みたいに、密室でとっかえひっかえの乱交みたいに、飽和しちゃってる哀しさ。
柵をぶっ壊して市街へ闖入する猛獣とか、密室の扉を開錠して裸のまま躍り出てくる変態を、みんなずっと待っているのに。

いっそノイローゼ

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■田村隆一『腐敗性物質』(講談社文芸文庫)を読了。
※ARにおける参考資料としても使用
「天使」「開善寺の夕暮れ」「保谷」(「言葉のない世界」)、「栗の木」(「緑の思想」)、「所有権」(「奴隷の歓び」)に震えた。
それにしても「荒地」という詩誌は、いま思えば奇跡といっていい。
「荒地」派がならしたこの国の詩的土壌が、今なお目下の果実を実らせ続けている。
こうした物言いに反発するとしたらそのような当代の詩人たちに興味深い詩人はいない。


検定試験の申し込みをする。
3月までの猛勉強に耐えねばならない。
いっそノイローゼになったほうが楽かもしれない。
と書いて、当然のように「いっそセレナーデ」を思い出して、とてつもなく切なくなる。真夜中だし独りだし。

女傑の結婚

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■ソフィア・コッポラ『ロスト・イン・トランスレーション』(東北新社)を観了。
■フランソワ・オゾン『スイミング・プール』(東北新社)を観了。


M山女史がついに入籍をしたとの報あり、何往復かメールのやりとりをする。
前職の後輩であり、同じ大学出身でもあり、本が好きなので、気性が合った。
いちいち朗らかな娘だったので、客対応はもとより社内のみんなから愛された。
仕事は早くて正確。Mちゃんに依頼した仕事であれば、客先に「どうだ」とばかりに胸をはって持って行けた。
飲みに飲み、語りに語り、オールにオール。ほんの1時間しか寝ていないのに、リポDでごまかす日々もあった。
良人は良人で、これまた快漢であり、T波卒の至れり尽くせり野郎だから、類はなんちゃらかんちゃらである。
残念ながら式には出席できないけど、別の河岸であなた方のだらしのないノロケ顔を拝ませて頂きたい。おめでとう。

おおつごもりにレディー・ガガ

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■森下くるみ『すべては「裸になる」から始まって』(講談社文庫)を読了。

とても素晴らしかったので、その感動の所感を送ったら、本の内容と同様に、飾らず素直な返信を頂いた。
こちらの書いた文章を細切れに仕分け、その聯ごとに反応を示してくれる体裁から、優しい人だなと思った。
このたび初めて知ったが、同郷であって、しかもかなり近い場所が互いの生家であることも分かった。
AV業界で一時代を築いた森下くるみだが、今では映画・文筆といった方面での活躍が目覚ましい。
今後の活躍を祈らずとも、才能ある者は、祈りの有無などものともしないだろう。

レディー・ガガが紅白に出ている。自分は黒松剣菱を飲みながら蕎麦を喰らって、今年のことを総ざらいしている。

AR 2日目

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ARの文藝にて私が取り上げた対象書籍(すべて本年読了分)。

■山本文緒『プラナリア』(文藝春秋)
■伊井直行『濁った激流にかかる橋』(講談社文芸文庫)
■丸谷才一『笹まくら』(新潮文庫)
※発表時には河出書房新社刊(1975年)を使用

二日酔いのまま、朝食ブッフェ。惰性で食い部屋に戻り二度寝。
テニナス横浜ワールドポーターズにてカシスティーソーダを飲み、持ち越しの会議。
無事に終了。お疲れさまでした。それにしてもビジネスモデルの案出に話しが及ぶとは。
赤レンガ前で遊ぶ者らを横目に帰途、ふたたび辛く色彩のない日常に舞い戻るためせっせと電車に乗る三々五々。

AR 1日目

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ARの人文科学にて私が取り上げた対象書籍(すべて本年読了分)。

■別役実『犯罪症候群』(ちくま学芸文庫)
■徐京植『ディアスポラ紀行―追放された者のまなざし』(岩波新書)
■佐々木中『切りとれ、あの祈る手を―<本>と<革命>をめぐる五つの夜話』(河出書房新社)

コーヒーの大学院、くいもの屋わん桜木町店、鳥伊勢にて飲食及び会議。
やはり国家論となるとみんな熱くなる。時間なんてあっという間に過ぎて行って、会議は初の翌日持ち越しとなる。
持ち越すことは分かっていたけれども、いかんせん飲みすぎた。ホテルの部屋が港向きであれば文句はなかった。

ARのお知らせ

◆2011年AR(研究報告会)開催のお知らせ

1.開催日時 ご案内日の15時より翌日15時頃までを予定
2.会場    ブリーズベイホテル(会議及び宿泊)
        コーヒーの大学院(会議)
        くいもの屋わん桜木町店(夕食)
3.主催    AR事務局
4.内容    人文科学及び文藝作品各々3作品の研究発表(レジュメは参加人数分ご用意ください)
        パネルディスカッション(コーディネーターはS.A)

当日は上記時間に桜木町駅へお集まり下さい。
有意義な報告会となるよう努めますので何卒宜しくお願い致します。

ヤッチのはんぱないつくし

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■村上陽一郎『安全学』(青土社)を読了。


 男「ヤッチって今、誰かとつきあってんの」
 女「つきあってないよ。こないだ別れたって言ってた」
 男「まじで。つーか、そーとー、回転早いし。今年だけでも何人よ」
 女「もてるよねー。まあヤッチ自身もかなり積極的な子だし。でもヤッチのつくしはんぱないから」

でもヤッチのツクシはんぱないから?でもヤッチの土筆はんぱないから…。でもヤッチの尽くし半端ないから。
尽くし、か。
なるほど、かなり献身的な子なんだな。献身的なわりに「回転早いし」とくれば、どこか壊滅的に欠損してるのね。
でもそのヤッチの「はんぱないつくし」なるものがどんなものか、ちょっと味わってみたい気持ちもある。
電車は伊勢原を発車する。

おいしいお酒と馬鹿野郎

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■『ロスジェネ創刊号 2008.6』(かもがわ出版)を読了。
■『大澤真幸THINKING「O」創刊号 2010.4』(左右社)を読了。


新宿は「京都おばんざい茶茶白雨」にて、G社のS藤社長とKさんと飲む。
ありがたくもS藤社長よりお誘いを頂いた。しかも結構飲み食いしたにもかかわらず、クレカ登場、ご馳走して下さった。
日本酒をがぶ飲みしながら終わらぬ歓談を楽しんでいたのに、時計を見て恐慌、小田急の終電に殺人スライディング。
ついさっきまでの歓談を反芻しながら、さぞかし熟柿臭かろう息を周囲にまき散らして悦に入っている俺を睨む複数の目。
大げさにやれやれ感を出しては窓や携帯に視線を移す老若とか男女。ざまあみろ。吐息の「菊姫」でも食らえ馬鹿野郎。

ひさしぶりの虫歯

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■阿刀田高『ナポレオン狂』(講談社文庫)を読了。
第81回直木賞受賞。所収の「来訪者」で第32回日本推理作家協会賞受賞。
面白くはあるけれど、やっぱり時代物のショート・ショートである。ひとつの資料として。


ルネス青山デンタルクリニックへ。
虫歯発見。定期健診の案内を数か月、すっぽかしていた報いだ。他日麻酔下治療となる。
「遅くても年明けの1月には」と、小林先生が仰るので、その「遅くても」に甘える予定。

熟成の妙、響と私

Photo Edoni Kangaeru


■橋本治『小林秀雄の恵み』(新潮文庫)を読了。
左は、この方形がそのままジャケットであって、斜めにアップして気取っているわけではない。入れ子というのか。
それにしても、読み手の強度を試してくる人だ。難解な文章とは無縁なのに、漫然と読んでいると、おいてかれる。
参照するには小林秀雄の「本居宣長(上・下)」(新潮文庫)が好個だけれど、持っても読んでもいないので、仕方なく「考えるヒント」(文春文庫)を引っ張りだして読んでいくうちに、始動してしまって、橋本治の「江戸にフランス革命を!」(青土社)をひもといては、歌舞伎における「時代」(過去の物語)と「世話」(現在の物語)から徳川体制を考察したくだりに、改めてうなった。


サントリーウィスキーの「」を、ある方からプレゼントで頂く。人生で2度目の「響」体験である。すべてが完璧。
「響」のラインナップは、以下の通り。

「響12年」5,000円
「響17年」10,000円
「響21年」20,000円
「響30年」100,000円
※レギュラー700mlの価格(2011.12.9現在)

12年を頂いたのだが、すでに完璧だということは、17年や21年は、いかなる事態になっているのか見当がつかない。
しかし30年で100,000円か。
自分も目下、30年モノだが、ウィスキーにしたら、いくらになるのだろう。
12年モノの中1に、舌を巻いているおっさんゆえ、勝てる自信がうせる。

MEMO

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■金子兜太『種田山頭火―漂泊の俳人』(講談社現代新書)を読了。
■辻井喬『詩が生まれるとき―私の現代詩入門』(講談社現代新書)を読了。


ひょんなことから知り合いになったR教大学4年生のMくんとラーメンを食いに行く。
はまってしまった真鶴の「宵」に行き、またぞろ煮魚定食を食らう。いつか夜の「宵」で酒を飲んでみたい。
Eちゃんに女の子が生まれた。内祝いをもらう。Yの誕生日に手紙を送った。

再び、上野へ

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上野は東京国立博物館平成館へ行き「法然と親鸞―ゆかりの名宝」を観る。最終日だけに混んでいた。
親鸞については、魅力的な思想家として、しばしば読んだり観たりしてきたと自分では思っていたが、いざ確認してみると、ご無沙汰もご無沙汰であった。何とも出鱈目な記憶だこと。自分の言うことは信用できないものです。
「大統領」で飲み食う。ときに口角ビールの泡を飛ばしての鼎談。悪人正機万歳。

それなりに飲んだ夜

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■川名匡・菅野由起子『山歩きの基本がわかる本』(山と渓谷社)を読了。
山歩きの基本がわかった。


I.Nの祝賀会を催す。
O、K、大阪から駆けつけたS、冒頭のみ愚妻愚息も同席。
和民で、わーわーぎゃーぎゃーしてから「鍋やTomo」に流れる。ボトルで赤霧島たのんで、肴に金目。
勝利の一次方程式たる「源丸」へ梯子をかけては完全なるナムルモヤシ、もつ鍋、その他を自棄になって胃臓に流しこむ。
ホールのギャルに悪質なセクシャルハラスメントを敢行したのち、「うたうんだ村」にて絶叫する村民と化した。
Kにより猥褻物が露出されて、泣く子も黙る、宴もたけなわの合図。そして朝まで持ちこたえたOに殊勲賞が授与される。
いま思い返せば、教育史に残すはずだったI.Nによる所信表明の時間を、すっかり失念していた。申し訳ない、新年に改めて。

向寒の行旅、真鶴

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■小林哲朗『廃墟ディスカバリー』(アスペクト)を観了。
■小林哲朗『工場ディスカバリー』(アスペクト)を観了。


IK、SM(M)、SM(F)、SSと自分でランチ。その足で箱根入湯(@湯の里おかだ)。
オリンパス社について語らいながら小田原へ流れ「豆の樹」で喫茶、そして酒宴。やおら東海道線にて真鶴へ西進。
道々、若干迷いながらもなんとかかんとか目的の宿(「旅館なかむら」)へ参着して、泥と醤油まみれの羽をのばす。
窓からは岩海岸よりの潮騒が夜風とともに入ってきて、今この旅籠にいる不思議を思って、愉悦が愉悦を呼んだ。

翌日は徒歩で真鶴を周遊。
真昼の「宵」にて煮魚定食を食い、あまりの旨さに卒倒しそうになるのを堪えながら三ツ石、「ケープ真鶴」で喫茶。
ブルジョア半島という異名をもつ真鶴半島を、実質的にぐるり。
2日にわたって、息継ぎなしでの語りっぱなしは声帯に悪い。しかもこの乾燥である。咽喉が嬉しい悲鳴をあげている。
ちょっと気になってどんな悲鳴か聴いてみれば、「次はどこに行こうか」とかすれた声で思案しているのであった。

油断な遭遇

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■サカナクション『DocumentaLy』(ビクターエンタテインメント)を聴く。
うん、いい。


TOHOシネマズ小田原の前で、完全に油断しながら歩いていたK野夫妻と遭遇。
「なにしてんすか」
「や、カイジ2を観に」
こちらサイドも中華をたらふく食べたあとで、完全に油断して歩いていたのではあるが。

横浜線はひさしぶり

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■ジョエル・コーエン『ファーゴ』(20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン)を観了。
■ジョエル・コーエン『オー・ブラザー!』(ジェネオン・エンタテインメント)を観了。
■ジョエル・コーエン『バーバー』(角川書店)を観了。
■コーエン兄弟『ノーカントリー』(パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン)を観了。
コーエン兄弟ものを何作か欲した。「ファーゴ」「ノーカントリー」は再観。
ささいな悪事が取り返しのつかない地獄を招くなだらかな狂気の推移。陶然。


町田から南進して横浜へ。
夜、日経36面に載ったと、高くなった鼻を隠しきれていないKT氏と鯨飲馬食。
「俺の言ってる意味わかる?」と相手へ確認している早口の男がいて、「永遠にわからない」と、ただちに内心でつぶやいた。

トップドランカー師匠

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■ジャウム・コレット=セラ『エスター』(ワーナー・ホーム・ビデオ)を観了。
■トーマス・アルフレッドソン『ぼくのエリ―200歳の少女』(アミューズソフトエンタテインメント)を観了。
どちらも最高でした。個人的には後者の物語と映像美にやられました。しばらく余韻が続いています。
こんな映画が観たいんですが、と内容の方向性を伝えただけで、ほろ酔い美女を完全におとすバーテンの手さばきで、複数の作品をミックスしておすすめしてくれた、川崎の歩く映画辞典ことトップドランカー師匠に感謝です。またお願いします。
カウンターに鎮座してるのがほろ酔い美女でなく、ほろ酔い野郎で、あいすいません。


義父と義兄を乗せて、箱根湯本温泉は「天成園」に行く。
以前宿泊した「仙景」の目と鼻の先だった。この通りを「滝通り」というらしい。
良い湯だった。さすがに平日は空いていてサウナも広々。カツカレーとレアチーズケーキを食べた。THE・静養。

クッキング

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■佐野洋子『100万回生きたねこ』(講談社)を観了。
■わかやまけん『しろくまちゃんのほっとけーき』(こぐま社)を観了。
■林明子『おつきさまこんばんは』(福音館書店)を観了。
■谷川俊太郎『おそばおばけ』(しりあがり寿絵、クレヨンハウス)を観了。
■松谷みよ子『いないいないばあ 改版』(瀬川康男絵、童心社)を観了。


妻が体調を崩しているため、ここのところクッキング・パパである。
昨日は鮭の茸ソース和え。本日は肉団子のクリームシチューをメインに。
ドンペリ片手にキッチンはもう小さなダンススタジオ。
クイックすれば野菜は乱切り、ターンで鮭はバターと踊るよ。
スプーンを背負った小人たちが、どこからともなくやってきて、シチューの香りに鼻をぴくぴく。
まだかなあ、はやく食べたいな、おあずけはごめんだよ、わかってるさ、ほうらできあがり(小人たち食卓へ移動)。
テーブルのごちそうを見ようと背伸びする小人たち、甘いスープの湯気が天井にゆっくりとのぼって行きます。
キッチンドランカーのパパは、ちょっと頭がおかしくなっているようです。

妻の発射

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■エドゥアルド・サンチェス、ダニエル・マイリック『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(クロックワークス)を観了。
■マット・リーヴス『クローバーフィールド/HAKAISHA』(パラマウントホームエンタテインメントジャパン)を観了。
■ジャウマ・バラゲロ『REC』(ハピネットピクチャーズ)を観了。
P.O.V(主観撮影)の歴史をたどってみた。
もともと体調のすぐれなかった愚妻が『REC』の序盤で酔っ払い、はげしくボミット発射。恐るべしP.O.V。


このごろ突っ込みどころが満載の事件ばかりで、面白いといえば面白い、飽きないといえば飽きない。
ただ寝床でそうした事件の背景だとか現場の空気だとかを考えるにあたっては、不気味といえば不気味な事象ばかり。
一見すると、シュールでうける話題ばかりなのに、沈思するにあたってはだんだん気味が悪くなる。
シュールであればあるほど事件はかえって現実味を帯びる。月並みであればあるほど無機的で嘘っぽい。

修正作業を少しずつ

Homework Discovery


■Daft Punk『Homework』(EMIミュージック・ジャパン)を聴く。
■Daft Punk『Discovery』(EMIミュージック・ジャパン)を聴く。


これまでの記事で、画像がポップアップされてしまうものをされないようにする修正作業に取りかかる。
なかなか骨が折れるので、少しずつやろう。それにしても過去の己の手になる文章の、厚顔無恥なことといったらない。
事のついでに内容にもメスを入れる。
丸ごと削除する記事、文章を大幅にかえる記事、少しだけかえる記事、どれもこれも自己満足に徹して改めてみよう。
秦野の県立戸川公園に行きピクニック。何らの問題もなく幸せを絵に描いたような家族に扮して。

7日‐8日の雑記

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■辺見庸『愛と痛み―死刑をめぐって』(毎日新聞社)を読了。


7日。何はともあれ神田古書センター4階は梓書房に寄って本棚を引っ繰り返す。床にベタ置きの書籍の山も蹴散らす。
日本の古本屋」にて確認済であった垂涎の的とも言える絶版本を購いに。果たして見つけ踊りながら書店主へ接近し購入。
メトロに乗って打合せの池袋へ。かつて当地に住んでいた頃より池袋東口に降り立つときまって造田博のことを考える。
8日。新宿は牛込箪笥区民ホールにて辺見庸の講演会を聴講しに行く。
馬面の高橋先生の逸話が、引っ掻き傷のように心に残った。鈍い擦過傷のため、なかなか治癒しそうにない。

受検するワシとアイリーン

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■周防正行『Shall We ダンス?』(角川エンタテインメント)を観了。
■李闘士男『てぃだかんかん―海とサンゴと小さな奇跡―』(よしもとアール・アンド・シー)を観了。
■沖田修一『南極料理人』(バンダイビジュアル)を観了。
■板尾創路『板尾創路の脱獄王』(よしもとアール・アンド・シー)を観了。
どれも深夜に観た。キャラメルポップコーンを購ってダウンライトの光度を絞って。欣快の至り。


日本漢字能力検定協会より漢検生涯学習ネットワーク会員証が届く。
これは漢検1級・準1級保持者の希望する入会者に送られるもので、今後の研修会等で提示したりするそうである。
会員証は山吹色のカードであり上部に雲、下部に松があしらわれ描かれている。
2級をパスしたのが平成9年。準1級をパスしたのが今年。1級に挑む頃には、10級を受検する孫と一緒なのじゃろう。
「おじいちゃんは5階だからここでお別れ。アイリーンちゃん、おしっこは大丈夫?じゃ終わったらまたここにおいでね、おじいちゃん待ってるからね。頑張るんだよ」
つってエレベーターで1級受検者用の5F会議室に向かう若干緊張しているワシ。アイリーンちゃんは1階で10級。
想像してみるとそれほど悪くない光景ではある。
ちなみに宮崎美子や村井美樹は1級合格者。ガンビーノ小林は準1級。

まぐれでも合格は合格

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■李相日『悪人』(東宝)を観了。
■成島出『孤高のメス』(TOEI COMPANY,LTD.)を観了。
■中島哲也『告白』(東宝)を観了。


I.Nが教員採用試験に合格したとの報。来年4月より小学校の教諭となるらしい。おめでとう。
脱サラしての宿願達成であり、心折れることなく末永く教育者として頑張ってもらいたいと思う。しかし前途は険しかろう。
パワハラ、登校拒否、いじめ、モンスターペアレント、放射能、教科書、君が代、給食費不払、衛星落下、円高、うんち問題。
祝宴では所信表明演説の時間を用意するので、日本教育史に残る演説を一同期待してます。抜かりのないように宜しく。

がまんのゴルフですね

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■レオ=レオニ『スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし』(谷川俊太郎訳、好学社)を観了。
■ロシア民話、A.トルストイ再話『おおきなかぶ』(佐藤忠良絵、内田莉莎子訳、福音館書店)を観了。
■谷川俊太郎『よるのびょういん』(長野重一写真、福音館書店)を観了。


NHKでゴルフのニュース。
かんぱちの刺身を食べながら片方の耳で聞いていると、さかんに「がまんのゴルフ」「がまんのゴルフ」と言っている。
恐らくそのまま読んで「我慢のゴルフ」で問題ないのだろうが、自分はゴルフは一切やらないから下手な解釈すると怒られる。
しかし「我慢のゴルフ」って何だろう。門外漢なら口を出すな、という声が聞こえてきそうだが、それにしても。
チャンネルを替えると、同じニュースを民放でもやっていた。どうやらその「我慢のゴルフ」をしたゴルファーが、プレーを総括したコメントを述べているようだった。
「自分との闘いですね」
画面はVTRからすかさずニュースキャスターに切り替わり「我慢のゴルフは、まだまだ続きそうです」と締め括った。
禁欲的な感じは伝わってきた。まだ上も狙える位置にはいるが油断すると下位に滑落しそうな微妙な所で踏ん張っている。
自分の中でそう解釈した。「我慢のゴルフ」か。「我慢の読書」「我慢のサウナ」「我慢の生活」なら自分に親しいのになあ。

敵素

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■安野光雅『シンデレラ』(世界文化社)を観了。
■ウクライナ民話『てぶくろ』(エウゲーニー・M・ラチョフ絵、うちだりさこ訳、福音館書店)を観了。
■ダイアン・ホフマイアー『はるかな島』(ジュード・ダリー絵、片岡しのぶ訳、光村教育図書)を観了。


「りぼしおな潔清、スビーサな敵素」
考え事をしながら都内の繁華街を歩いていたら、青いバンが目の前を横切った。
側面の白抜きのコピー、その文字を頭だけ動かして追って見た。はじめ意味不明だったがすぐに判った。
判ったんだけれど、「スビーサな敵素」だけがどうしても反転してくれなくて困った。
尋常の読み方をされまいと踏ん張っている感じ。「素敵なサービス」の何倍も意味深長ではないか。
「清潔なおしぼり、スビーサな敵素」
スビーサな敵素、って一体どんな敵素なんだろう。と想像を膨らませてしまうほど、空想の敵素なる言辞が近しく感じられた。

童子、テングザル

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■エリック=カール『はらぺこあおむし』(もりひさし訳、偕成社)を観了。
■筒井頼子『はじめてのおつかい』(林明子絵、福音館書店)を観了。


小田急線。隣に鎮座している童子に先刻から自分の横顔を見つめられている気配があり、向こうの方に目をやるふりをして、彼の目を一瞬盗み見ると、予想通り視線が衝突した。
遠方に何の用もないのだけれど、しばらく遠くの何かを眺めるふりをしてのち、もののついでに視線の帰り道、もう一度彼を見てみると、やはり自分をじっと見つめている。好奇心も愛着も感じられない死んだ表情。
しかも童子はテングザルに似ていた。鼻が異常に大きく目が小さい。
気色が悪いので敢然とキッと見返せば肝の据わらぬガキのこと、すぐに目線を移すだろうと思い、眼力をこめカウンターパンチとしての視線を投げつけた。しかしテングザルは怖じる気配もない。しばらく見返したつもりだが、実際は数秒だったろう。
そうこうしていると最寄駅に着いた。テングザルは降りずに自分だけ降車。家までは本物のテングザルを想起していたが、なかなか像を結ばない。大雑把なイメージは描くことができても、リアルには想い起こせない。
はたして今しがたネットでテングザルの画像を確認した。ああ、やはり童子はテングザル以外の何ものでもなかった。

しゃホちょう

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■ピーター・ベントリー『おうさまジャックとドラゴン』(ヘレン・オクセンバリー絵、灰島かり訳、岩崎書店)を観了。
■カイル・ミューバーン『ねずみのへやもありません』(フレヤ・ブラックウッド絵、角田光代訳、岩崎書店)を観了。
■キャサリン・コーワン『ぼくのうちに波がきた』(マーク・ブエナー絵、中村邦生訳、オクタビオ・パス原案、岩波書店)を観了。
直木賞作家やノーベル賞作家の名が、さらっと顔を出していたりする絵本の世界。


日本年金機構のホームページから「ねんきんネット」の利用登録をする。そこそこ便利。
思えば、当機構はかつて「社会保険庁」だったね。今となっては悲しい庁名である。略して「社保庁」とか言ってたあの頃。

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